消防車のサイレンの仕組み
昭和40年代に、消火器を取り付けたバイク版の消防車である「赤バイ」が誕生しました。当時は交通状況も悪く、渋滞が頻発していた中、いち早く現場に駆けつけるために導入されたのです。それでは、消防車のサイレンには二種類あることはご存知ですか?一つは「ウーー、ウーー」を繰り返すもの。もう一つは「ウーー、カンカンカン、ウーー、カンカンカン」を繰り返すものです。このサイレンの違いは何でしょうか。
サイレンの使い分け
「ウー、カンカンカン」というのは、火災発生時に現場に向かって緊急走行をしている消防車の出すサイレンです。しかし単に「ウー」を繰り返している場合は、火災以外での出動を表しているのです。消防も救急も同じ119番通報なのはご存知の通り。もしも救急通報が入った際に、他の救急車が全て出払っていた場合、消防車が救急車の代わりとして出動するのです。その際に「ウー」のみのサイレンを響かせるのです。
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