青年マーティと近所に住む変人発明家のドクが、タイムマシンに乗って過去や未来へ行って様々な出来事に巻き込まれる、映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』。劇中ではタイムマシンとして「デロリアン」と呼ばれる車が登場しますが、映画開発当初では、タイムマシンは車ではなく、ある家電製品だったのです。

今回の雑学では、デロリアンがなぜ車になったのかをご紹介します。

デロリアンが車になった理由

映画開発当初、原案ではタイムマシンは車ではなく、なんと「冷蔵庫」だったのです。しかしある理由から、冷蔵庫案が撤廃されました。その理由が、子どもたちへの配慮です。

この映画が公開され人気が出てしまうと、子どもたちが映画のまねをして冷蔵庫の中に入って遊んでしまうだろうという事から、危険であったために冷蔵庫案が撤廃となりました。

当時の冷蔵庫はラッチと呼ばれる機械的に固定する装置が付けられており、内部から扉を開閉する事は出来ませんでした。そのため映画のまねをして子どもたちが冷蔵庫に入ってしまうと、本当に危険だったのです。

日本でも廃棄されていた冷蔵庫に入って遊んでいた子どもたちの死亡事故が何件か報告されています。この事件を皮切りに、国内メーカーで製造される全ての冷蔵庫は、マグネット式で扉がロックされる方式に変更されました。

もし本当にデロリアンが完成する日が来るのならば、ぜひ過去に行ってラッチ式冷蔵庫の危険性を訴えてきて欲しいものです。