「辞表」と「退職届」と「退職願」の違い
務めていた会社を辞めたい時、辞表と退職届、退職願のどれを出すのが正解なのか悩んでしまうことはありませんか?
今回の雑学では、この三者の違いについて解説します。
退職届と退職願の違い
この両者には明確に違いがあります。届けと願いの言葉からも分かる通り、退職届は「○月○日に辞めます」という届け出になります。
一方の退職願は「○月○日に辞めさせていただけませんか?」という、希望を伝えるものになります。
例えば会社を辞める際に、上司に口頭で相談などをして承諾を得ていた場合などは、退職願は書かずに退職届を書くことになるわけです。
辞表とは
辞表とは読んで字のごとく、辞めることを表すと書きます。これだけの情報では退職届と違いはないのかと思う方もいるでしょうが、辞表は会社などを辞めるという事ではありません。
辞表は主に会社の社長や取締役などの「役職を辞退する」時に表明される文書になります。
つまり一般的な平社員の場合、仕事を辞めようと決意して、上司に対して「辞表を出させていただきます。」などと言ってはいけません。辞めさせてしまったことを後悔させるためにも、正しい言葉を使って「こいつ、分かってるな・・・。」と思わせましょう。