ガーデニングから工事現場まで、様々な用途で土を掘り返す時に使われる用具である「スコップ」と「シャベル」ですが、じつは地域によって言葉の使い方が変わってくるのです。

統一されない呼称

世間一般的には片手で持てる小型のもので、主にガーデニングなどに用いられるのが「スコップ」。足をかけるところがあり、大型で工事などでよく用いられるのが「シャベル(ショベル)」という認識が強いようです。

関西方面はこの呼び方で定着しているようですが、東日本の地域では大型のものを「スコップ」と呼ぶ地域もあるようです。

ちなみにJIS規格(日本工業規格)では、足をかけるところがないものが「スコップ」で、足をかけるところがあるものが「シャベル」であると定義しています。あくまでも「足をかけるところ」の問題です。

ハッキリと「なぜ違うのか」という説明はできません。しかし語源的には「シャベル」は英語からきており、スコップはオランダ語からきているという明確な違いがあります。