一般的なきんぴらごぼうはニンジンとゴボウが使われています。ではニンジンの事を「きんぴら」と呼ぶのでしょうか?

今回の雑学では、きんぴらごぼうのきんぴらの意味についてご紹介します。

きんぴらとは

きんぴらとは素材の名前ではなく、調理方法を指しています。主に根菜などを醤油と砂糖を加えて甘辛く炒めたものを、きんぴらと呼びます。

きんぴらは漢字で「金平」書きます。これは坂田 金時の息子である、坂田 金平の事。つまりきんぴらごぼうの「きんぴら」は人名が由来だったのです。

坂田 金時という名前を聞いても誰のことか分からない方も多いでしょう。何を隠そう坂田 金時は、日本の昔話で有名な「金太郎」の本名なのです。

ゴボウは昔から精がつく食べ物とされていました。「きんぴらごぼう」は、精がつくという食べ物のイメージと、シャキシャキで歯ごたえがあるイメージが、力持ちでたくましい印象のある金太郎のイメージと重なったのでしょう。

それならば息子の名前ではなく、金太郎本人の名前でよかったのでは?と思うのは私だけでしょうか。