水中での美を追求したオリンピックの定番競技であるシンクロナイズドスイミング

華やかな衣装と美しい演技で、まさしく水中の妖精となる彼女たちですが、水中でどんなに激しく動いても一切崩れないあの型はどのようにして作られているか分かりますか?

実は日本の食生活でも身近な、あの原料が使用されているのです。

選手の髪型をキープするために

強力な整髪料を付けるわけでもなく、なんとデザート作りなどにも用いられるゼラチンを使用しているのです。

ゼラチンはコラーゲンを加熱して抽出した成分の塊で、40℃前後で溶けて液状となり、それ以下の常温ではプルプルとしたゼリー状の固体になります。

髪をまとめた状態で溶かしたゼラチンを塗りこみ、冷やして固めるだけ。

プールの水温程度では溶けることはないため、プールの水が汚れることもなく、万が一溶け出してしまっても人体には無害。競技後はシャワーの温水で溶けるので簡単に洗い流す事が出来ます。