アラブの遊牧民は、結婚式などのお祝い事の際に、美味しいかどうかは定かではありませんがラクダ丸焼きを食べます。この料理は世界最大の料理としてギネスブックにも登録されています。

ラクダの丸焼きのレシピ

ラクダの丸焼きは、ただラクダを丸ごと焼くだけではありません。まずはゆで玉子を魚に詰め、その魚を調理してチキンに詰め、そのチキンを調理して焼いた子羊に詰め、その子羊をラクダに詰めて、初めてラクダ自身の調理に取り掛かります。まるでロシアの郷土玩具であるマトリョーシカの様です。

人や荷物を悠々と運ぶことができることからも想像できる通り、ラクダは非常に大きな体をしており、体重は400〜600kgもあります。その分調理にも非常に時間がかかります。ラクダ一頭が調理できるほど巨大な鍋にラクダを投入し、約24時間かけて肉が柔らかくなるまで調理します。完成した丸焼きは一頭で80人前にもなるそうです。