クリームソーダを生み出したのは化粧品メーカー
ソーダやコーラなどの炭酸飲料にバニラアイスを浮かべたものをクリームソーダといいます。日本では単にクリームソーダというとメロンソーダの上にバニラアイスが乗っかったものが一般的です。
クリームソーダの誕生
このクリームソーダを生み出したのは、世界シェア5位、日本国内シェア1位を誇る、日本の化粧品ブランドのトップメーカーである「資生堂」です。
資生堂は1872年に銀座に薬局として誕生しました。その後、1902年にこの薬局内に「資生堂ソーダファウンテン」を開設しました。これはアメリカのドラッグストアを模したもので、当時はまだ珍しかったソーダ水やアイスクリームを提供、そしてクリームソーダが生まれたのです。
1928年には「資生堂アイスクリームパーラー」に名称を変更し、洋食レストランとして数々のメニューを提供するようになりました。時は流れ、名称はさらに「資生堂パーラー」となり、現在もなお百貨店内などに複数の店舗を構える人気店であり続けているのです。