あずきバーはなぜあんなにも固いのか
和アイスという呼び方をしていいものか、和風なアイスの定番としてあずきバーがあります。しかしあずきバーは非常に固く、冷凍庫から出したばかりのものを噛むと、歯が折れるのではないかと思うほどです。なぜここまで固くする必要があるのでしょうか。
あずきバーが固い理由
あずきバーといえば老舗の井村屋です。井村屋は1896年に創業し、あずきバーは1972年に販売が開始されました。当時は夏の時期にあんこ菓子の売り上げが落ちてしまうのをカバーするために考案されました。
「ぜんざいをそのままアイスにする」というコンセプトのもと、原材料は小豆・砂糖・コーンスターチ・塩・水あめの5種類のみで、乳製品や安定剤といった添加物は一切使用されておらず、乳固形分も含まれていません。その結果、空気の含有量が少なくなり、非常に固いアイスが生まれてしまったというわけです。