炊きたてホカホカのご飯に納豆を乗せてがっつく。納豆好きにとっては日本に生まれて良かったと至福の瞬間でもあります。納豆は言わずもがな栄養素が豊富で、健康にとても良い食品です。しかし定番である納豆ご飯は、食べ方を誤るとせっかくの栄養素が台無しになってしまうのです。

ナットウキナーゼの弱点

納豆に含まれる栄養素の一種として代表的なのが「ナットウキナーゼ」です。ナットウキナーゼは酵素タンパク質であり、積極的に摂取することで、血液をサラサラにしてくれるなど様々な効果が期待できます。しかしこのナットウキナーゼは熱に弱く、70℃程度の温度で死滅してしまいます。熱々のご飯に納豆を乗せてしまうと、ご飯の熱でナットウキナーゼは死んでしまうのです。

これを避けるためには、ご飯をよそってから数分経過した後に納豆を乗せたり、そもそも納豆とご飯を別々に食べるのが良いとされます。

せっかくの豊富な栄養素を無にしてはもったいないので、しっかりと吸収できるように食べ方も注意しましょう。