スパイと麻薬の売人を親に持つ世界的アクションスター
世界的アクションスターは挙げればキリがありません。その中でも誰もがしっている、香港出身のハリウッドスターといえば、ジャッキー・チェンに他ならないでしょう。そんなジャッキー・チェンの華々しい活躍の背景には、アクションシーンよりも過激で壮絶な人生があったのです。
ジャッキー・チェンの生い立ち
ジャッキー・チェンは1954年4月7日に、イギリスの統治下にあった香港のヴィクトリアパークにて誕生し、「香港生まれのチャン」を意味する「陳 港生(チャン・コンサン)」と名付けられました。父親は領事館でコックを務めており、母親は家政婦として働いていました。というふうに、長い間ジャッキー・チェンはそう教え込まれていました。
しかし2001年に父親から衝撃の告白を受けることになります。その告白は、ジャッキー・チェンの本名は「房 仕龍(ファン・シーロン)」であるということ、兄弟がいるということ、そしてなんと、父親はコックではなく中国国民党のスパイとしての経歴を持っており、マフィアの仕事をしていた時に、麻薬の売人であった母親と知り合ったという衝撃の事実でした。
2003年にはジャッキー・チェンはこのカミングアウトをドキュメンタリー映画として公開しました。そして10年の時を経て、2013年には自らの本名を「陳 港生」から「房 仕龍」へと正式に改名もしたのです。