日本の食文化において最も重要なのが箸(はし)です。食事の際の箸の取り扱いに関するマナーや作法は非常に多くありますが、その中でも割り箸マナーは特殊です。

割り箸の取り扱い

割り箸の特徴は2点です。まずは当然ながら割る必要があるというもの。次に、使い捨てがゆえの使用後の取り扱いです。

割り箸を割る際の作法は、お腹から胸あたりの高さにくるように水平に割り箸を構え、上下に引っ張るように力を加えて割ります。当然、ささくれなどを擦って削ぐような行為をしてはいけません。

いざ食事を始める場合は必ず汁物から食べます。割り箸の先端を汁物に浸けることで、乾いていた木が湿り、ご飯粒などがくっつきにくくなります。

食事を取り終わった割り箸は、基本的には箸袋に戻さないことが良いとされますが、箸袋に戻す場合には箸袋の先端を折ることで、使用済みである事をアピールすると良いでしょう。