都会ではあまり見かけることはありませんが、郊外において意識してみると、至るところに黒字に白と黄色の文字が書かれた、通称「キリスト看板」を目にする事ができます。

キリスト看板の目的

この看板を製造・貼り付けを行っているのは、1950年代に設立され、宮城県に本部を置く「聖書配布協力会」です。その名の通りキリスト教の教典である聖書の布教に関する活動を行なっている団体でありますが、よくありがちな宗教法人ではなく、ボランティア団体として活動をしています。

キリスト看板には聖書から抜粋された神の言葉が書かれています。子どもの頃はその色合いに不気味さを感じていましたが、これはあくまでも目立たせるためであり、ある意味で子どもの記憶に残すという目的は達成しているのではないでしょうか。

大型のキャンピングカーを用いて、集団生活をしながら全国を巡り、看板設置を行います。キリスト看板は無断で貼られているわけでもなければ、強引な交渉によって貼っているわけでもありません。

この団体はこの他にも、聖書の冊子を配布するなど、様々な形で聖書を布教する活動を行っています。