人生の崖っぷちに立たされ、究極の選択を強いられている。そんな状態の事を「土壇場に立つ」といいますが、土壇場とはどういった場所なのでしょうか。

土壇場は本当に人生の最後の瞬間の場所

土壇場とは、江戸時代に死刑を宣告された罪人を斬首刑する際、地面に土を盛ってその上で首を切り落としていました。この盛ってある土が「土壇」と呼ばれていました。土壇の前には落ちた首が入る穴まで掘られていたのです。

この事から切羽詰まった状態に立たされることを「土壇場に立つ」と言うようになったのです。

現代では土壇場に立たされても、その後の選択次第では危機を脱することが出来るでしょう。しかし江戸時代では土壇場に立たされたが最後、二度と起死回生を図ることは出来ないでしょう。