「天使」と「キューピット」の違い
「うちの子は天使のようにかわいい」、「あの子は恋のキューピットだ」などと例えられますが、どちらも裸の赤ん坊に翼が生え、頭に輪っかがあるというイメージが強いです。天使とキューピットに具体的な違いはあるのでしょうか。
似ているようで全く異なる立場
見た目は似ているようでも、実は全く異なる存在といってもいいくらい、違いがはっきりとしていました。
天使
天使は、神様の使者として人間界に送られています。英語で「エンジェル」というのはこちらの方を指します。実は天使には9つの階級があり、一般的に天使を指すのは最も階級の低い『プット』と呼ばれる天使です。階級が低いほど人間に近い姿をしていると言われているので、プットは赤ちゃんの姿をしているというワケです。
キューピット
キューピットは美の神である『ビーナス』の子で、キューピット自体も神なのです。キューピットは恋愛を成就させる愛の神として、その役割を担っています。
天使とキューピットの見分け方
天使はメッセンジャーとして働いているため、手にはラッパなどの楽器を持っています。一方キューピットは、金の弓矢を持っており、その矢で人間を射止めることで恋心を芽生えさせます。
絵画などに描かれている場合は、ビーナスの周りを飛んでいるならキューピット。キリストやマリアなどの周りを飛んでいるなら天使であると見分けることが出来ます。