通常、盗難事件といえば盗まれた側が被害者で、盗んだ側が加害者になります。しかしイギリスに在住している被害者であろう盗まれた側の人物に、懲役3年半の実刑が言い渡された事件がありました。

被害者が実刑判決

2008年、イギリスに住むリチャード・カバーデイルのパソコンが盗難にあいました。しかしなんと逮捕されてしまったのは被害者であるリチャードだったのです。

リチャードのパソコンの中には、児童ポルノと思われる画像や動画が発見されたのです。イギリスでは児童ポルノを所持するだけでなく、閲覧しただけでも厳しく罰せられます。パソコンの中に児童ポルノを発見した泥棒は、すぐに警察に通報しました。

このことから、泥棒の二人組には12ヶ月の社会奉仕の刑が処され、児童ポルノを所持していたリチャードには3年半の実刑という、日本では考えられない逆転現象が起こってしまったのです。