地球には過去何度か氷河期(氷河時代)が訪れています。地球全体が極寒に包まれるこの時期は、あらゆる生命が滅び、そして誕生してきました。かつては恐竜が支配していた地球という惑星も、氷河期のせいで滅んだとも言われ、現在では人間が支配しています。しかし安心してはなりません。地球は今もなお、氷河期の真っ只中にあるのです。

氷河期と氷期の違い

最後の氷河期であり、現在も続いている氷河期は約258万年前の更新世から始まり、「第四紀氷河時代」と呼ばれています。地球では4万年と10万年という膨大な時間の周期で氷床の発達と後退を繰り返しており、これを「氷期」と「間氷期」と呼んで区別しています。簡単に説明すると、かなり寒い「氷期」と、比較的暖かい「間氷期」ということです。

つまり現在の地球は「間氷期」であり、氷河期でないわけではありません。あくまでも氷河期の極小期にいるとされます。氷期が訪れると、地球の平均気温が5〜10℃ほど下がるといわれますので、ぬくぬくと生活していくのは困難になるでしょう。

ちなみに次の氷期が訪れるのは、5万年後と言われています。