1934年に創業したLEGO(レゴ)社は、木製玩具を製造していましたが、1949年からプラスチックのブロック玩具の販売を開始しました。これが世界中で大ヒットとなり、現在でも多くのファンが存在します。様々な色とパーツの組み合わせで無限の可能性を秘めているレゴブロックにも、かつては存在しなかったがあります。

レゴになかった色

その色は2種類あり、一つ目は緑色です。これは、レゴブロックで戦車などに代表される戦争の道具を子ども達が作るのを防ぐためでした。そのような使い方や想像力を持ってもらいたくないというレゴ社の強い思いがあったのです。しかし現在では、緑色のパーツは解禁されています。

そしてもう一つは、肌色(ベージュ)です。これは、ベージュが肌の色であるとすると、人種差別に繋がってしまう恐れがあるからです。そのため、レゴの人間の顔パーツは黄色で笑顔のパーツとなっているのです。黄色は幸せを感じる色だということも選出の決め手となりました。

現在ではハリーポッターやスターウォーズなどのレゴシリーズで、特定の人物を再現するのにベージュが用いられることになったことで、2003年頃からベージュのパーツは一般的に普及していきました。