1948年に創業し、お菓子の製造販売を主力として業績を上げ、多くの人から愛され、親しまれている「ロッテ」。ロッテといえば「お口の恋人」というキャッチフレーズが有名ですが、このキャッチフレーズも社名も、とある人物が由来になっています。

ロッテのモデル

ドイツを代表する小説家であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの人気作『若きウェルテルの悩み』では、叶わぬ恋となることを知った主人公が絶望のあまりに自殺してしまうという悲劇のストーリーが描かれています。この恋心を抱いた相手が「シャルロッテ」という女性です。この小説はヨーロッパで大ヒットをし、シャルロッテは「永遠の恋人」と呼ばれるようになりました。

お菓子メーカーのロッテは、シャルロッテのように人々から長く深く愛されるようにと、シャルロッテから「ロッテ」と命名し、永遠の恋人を「お口の恋人」とかけたのです。

ちなみにロッテグループのハンバーガーチェーン店である「ロッテリア」は、この「ロッテ」と「カフェテリア」をかけた造語になります。