『グリム童話』はグリム兄弟が書いたわけではない
童話といえば、日本では『赤ずきん』『白雪姫』『シンデレラ』などが有名ですが、これらは全てドイツの昔話である『グリム童話』に収録されているものです。『グリム童話』はヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムのグリム兄弟による作品集であると勘違いされやすいですが、実際に彼らが物語を書いたわけではありません。
グリム童話とは
グリム童話には削除された話も含めて200以上の童話が収録されています。これらはグリム兄弟がドイツの昔話を収集して一つの本にまとめたものなのです。日本でいえば『桃太郎』や『浦島太郎』などを集めて一冊の本にしたと考えて良いでしょう。
現在では170以上の言語に翻訳され、「最も多くの言語に翻訳され、最も多くの人々に読まれ、最も多くの挿絵が描かれた文学」と認定されています。