生麺タイプの焼きそばはなぜ粉末ソースなの?
家庭で食べる焼きそばといえば「マルちゃん」のソース焼きそばが最も一般的なのではないでしょうか。生麺タイプの麺に好きな野菜や肉を入れて炒めるだけの簡単な調理法ですが、なぜソースは液体ではなく粉末なのでしょうか。
粉末タイプにする理由
マルちゃんブランドのインスタント麺を販売する東洋水産によると、その答えは二つあるようです。
一つは、調味料や香辛料の旨みやスパイシー感を引き出し、香りを立たせるのに適しているというもの。液体スープでは麺全体にどうしてもベタつきが残ってしまいますが、粉末ソースにすることで麺の表面にソースが絡み、香辛料が強調され、べたつき過ぎず、麺同士のほぐれも良くなるとのこと。
そして二つ目の理由は、野菜から出た水分を粉末ソースが吸い、麺が柔らかくなりすぎず、ふわっとした食感に仕上がるというもの。また、野菜などの量によってソースの量を増減しやすいというメリットもあります。
一見すると賞味期限などが関係していそうなものでしたが、じつはこういった理由があったのです。