ビタミンCを摂取することができる代表的な食べ物といえばレモンでしょう。その他にもアセロラやトマトなど、ビタミンCが豊富に含まれる食べ物には少なからず酸味を感じるイメージが強いです。しかしビタミンCそのものは酸っぱいものではありません。

酸味の原因

ビタミンCを多く含む食べ物は沢山あります。オレンジやライム、キウイ、イチゴなどの酸味を感じるものばかりではなく、パパイヤ、ブルーベリー、マスクメロンなどのフルーツにも沢山のビタミンCが含まれています。意外な食べ物では、ブロッコリーやジャガイモなどの野菜にもビタミンCは多く含まれているのです。

それでは「ビタミンCが含まれる=酸っぱい」と感じる、酸っぱさの原因は何なのでしょうか。それはクエン酸によるものです。クエン酸は柑橘系の果物や梅干しなどに含まれている酸っぱさの成分で、酸味が強いからといってビタミンCの量が多く含まれているというわけではありません。

ちなみに、しばしばビタミンCの含有量はレモンの個数で例えられ、ビタミンCといえばレモンという印象がありますが、レモンよりも同じ柑橘類のユズやグレープフルーツの方がビタミンCは多く含まれているのです。