ごま和えといった定番の副菜からクリームシチューなどメインの具としてまで、和洋関係なく食される冬の定番野菜のホウレン草ですが、「ホウレン」とはどんな意味か分かりますか?

ホウレン草のあれこれ

ホウレン草は江戸時代に日本に伝来されたとされます。ホウレン草の根が赤いものは、この時日本に伝えられた品種を起源としたものであると言われています。ホウレン草は寒くなると柔らかさが増し、味が良くなります。また、5℃以下になると成長を止めるため、収穫作業に追われることがなくなり、農家からも好評を得ています。その生産量は、中国、アメリカに次いで日本が世界3位の生産量を誇っています。

ホウレン草は漢字で「菠薐草」と書き、菠薐(ホウレン、ホリン)とは現在でいうところのネパールやギリシャの国を指します。つまり、ホウレン草の「ホウレン」とは、地名を表していたのです。