昔から「ヘソゴマを取るとお腹が痛くなる」という迷信が言い伝えられています。しかしこれは半分正解で半分間違いなのです。

ヘソのゴマの正体

黒くて小さい粒状の形をしていることから、ゴマと称されていますが、その正体はゴミです。垢や汗、毛などの細かなゴミの塊なのです。ヘソのゴマに含まれる細菌の数は、便器の水のおよそ4100倍とも言われています。これだけの細菌がいれば、感染症にかかったり、炎症を起こしたりすることは容易に想像がつきます。

身体には不要なものですので、ゴマは取ったほうが良いというのが結論ですが、取り方を誤ってしまえば逆に傷を付けたりする恐れもあります。

ヘソのゴマの正しい取り扱い方

ヘソはとてもデリケートな皮膚です。ゴシゴシ擦ったり、無理にゴマを取ろうとしたりしてはいけません。普段からお風呂でヘソを洗う習慣を身につけましょう。タオルに石鹸を付け、指に巻き付けてグリグリと軽くヘソを擦ります。これを週に2~3度行うと良いと言われています。

すぐにでも除去したい場合、綿棒にオリーブオイルやベビーオイルを浸けて、ゴマをふやかすような感じで掃除をしてあげると、皮膚を傷つけずに除去することが出来ます。