人は無意識でまばたきを繰り返しています。まばたきは無意識に行なっている「周期性まばたき」、目に光が差し込んだ時などに反射的に閉じる「反射性まばたき」、ウインクなど意識的に行う「随意的まばたき」の三種類があります。

まばたきの役割り

眼球は常に涙によって乾燥などの刺激から守られています。まばたきをすることで、涙腺から出ている涙を眼球の表面へ運ぶ働きをしているのです。

このまばたきは平均して1分間に約20回繰り返しており、1時間で1200回、1日16時間起きているとしたら1年で700万回、平均寿命である80歳まで生きたとしたら、その回数はなんと5億6000万回にもなります。

凄いのは回数だけでなくその時間もです。まばたきの速さは平均して100〜150ミリ秒とされます。これに5億6000万という数字を掛けると、なんと約1500時間もの間、まばたきで目を閉じているということになります。

近年、パソコンやスマホの使いすぎにより、まばたきの回数は減少しているといいます。まばたきの減少はドライアイなどの症状を引き起こすため、電子機器の使いすぎには注意が必要です。