主に小学校の体育館の壁際に設置されている、木の棒が梯子状になった2.5m程の高さの器具。小学生の頃は使い方が分からず、単純にその器具に登ったりして遊んでいましたが、この器具はどのように使うのが正解なのでしょうか。

その名は肋木

この器具の名前は「肋木(ろくぼく)」といいます。肋木は、19世期の初頭に、スウェーデンのペール・ヘンリック・リングによって考案された「スウェーデン体操」に使用される補助器具です。

スウェーデン体操は、医療体操、教育体操、兵式体操、優美体操の4種類に分類され、日本では終戦まで学校教育の体操科目として導入されていました。

肋木を使って懸垂・柔軟・平均運動を行うことによって、姿勢の矯正や各部のトレーニングを目的としているのです。