女性にとって怖いガン(癌)といえば、やはり乳ガンでしょう。女性が乳ガンにかかる確率は日本人では16人に1人、欧米ではさらに高く8〜10人に1人という高い確率です。そのため、早期発見に向けて若い年齢のうちから乳ガン検診を行う人は少なくありません。

男性の乳ガン

あまり知られてはいませんが、実は男性も乳ガンにかかる可能性があります。厚生労働省が発表したデータによると、2016年に新たに乳ガンと診断された患者数は95,522人であり、その内男性患者が674人となっています。つまり全体の約1.4%が男性ということになるのです。

現在の医療では男性乳ガンに特別な検査や治療法はありません。女性に対する検査と同じように乳腺外科を受診し、「マンモグラフィー」「超音波検査」「MRI検査」などで乳ガンを発見する他ありません。治療においても女性と全く同じ方法で治療されます。

男性の乳ガンが発症しやすい年齢層は女性と比べると高いですが、それでも若いうちから乳ガンの検査をしておいても損はないかもしれません。