自分自身をくすぐってもなぜくすぐったくない?
コチョコチョと相手をくすぐるイタズラを受けた経験がある人がほとんどだと思いますが、そのほとんどの人はくすぐったい感覚を得たはずです。しかし何とも言い難い「くすぐったい」という感覚を再現しようと、自分で自分をくすぐっても、全くと言っていいほどくすぐったさを感じることはありません。
くすぐったい原理
くすぐったさの正体は「予想できない皮膚への刺激」によって起こるとされます。他人に肌をくすぐってもらう際は、その指の動きやタイミングを正確に予想することはできません。対して、自分で行った場合は力加減や次にどこの触るかといった全ての行動が把握できてしまうため、くすぐったさを感じにくいのです。
また、心理的な要素では、くすぐられる相手に対する親密度も大きく関係しているとされ、より親密な関係であるほどくすぐったさを感じるそうです。逆を言えば、嫌っている人からくすぐられても、あまりくすぐったさを感じない場合もあります。