名前が書いてある紙なのになぜ「名刺」?
名刺には様々な個人情報が記載されています。名前から会社名、電話番号、メールアドレスなど、紙切れ一枚にその人の情報がギュッと凝縮されています。しかし紙に名前が書いてあるのになぜ「名紙」ではなく「名刺」なのでしょうか。
名刺の起源は中国から
名刺の起源は古代中国の時代までさかのぼります。この時代では、誰かの邸宅を訪問する際に、自分の名前と身分を書いた札を門前の箱に入れ、取り次ぎをお願いしたといいます。
この時に用いられた名刺の素材は木や竹を用いたもので、その名称を「刺」と呼んでいました。この事から、現在でも「刺」という文字が活かされ「名刺」という名称になっているのです。
一昔前では、日本を始めとした東アジアで習慣とされていた名刺交換ですが、現在では欧米諸国でも一般化されているようです。