世界三大夜景として「香港」「函館」「ナポリ」が数えられます。しかしこの選考に関して何の根拠もありません。そこで日本の一般社団法人・夜景観光コンベンションビューローが、夜景鑑定士3500人のアンケートを元に、「長崎」「香港」「モナコ」を世界新三大夜景と認定しました。夜景と言えば「100万ドルの夜景」などと称されますが、なぜ夜景の美しさをお金の単位で例えるのでしょうか。

100万ドルの夜景

最初に「100万ドルの夜景」と言い出したのは、神戸の夜景だと言われています。神戸にある山の山頂から見える、大阪、尼崎、芦屋、神戸の街並みの街灯の数を当時の電力会社が調査したところ、およそ496万個の電灯が使われている事が分かりました。この際に全ての電灯を灯すために必要な費用が、当時の円レートで100万ドル分であるという事から、この夜景は「100万ドルの夜景」だと例えられるようになったのです。