AMラジオの周波数は全て9の倍数
AMラジオは放送法に則り、526.5〜1620.0kHzまでの周波数を使用して音声・その他の音響を送る放送を指します。日本には数多くのAMラジオ局が存在しますが、そのいずれも周波数は9の倍数で設定されています。
周波数の取り決め
例えばニッポン放送の周波数は1242kHz、文化放送は1134kHz、TBSラジオは954kHzですが、電卓で計算してみると全て9で割れることが分かります。なぜこうなったのでしょうか。
アジアでは8kHz間隔、ヨーロッパでは10kHz間隔など、そもそも世界中でラジオの周波数間隔は統一されていませんでした。そのため、電波の混線などが起こってしまうことが多々あったのです。
そこで1978年11月23日の国際協定時0時より、国際的な取り決めによって周波数間隔を9kHzに統一されたのです。この取り決めによって、日本のAMラジオ局の周波数は全て9の倍数になったのです。