夏休みの朝、体育の授業や運動会の準備体操など、子どもの頃は様々なシーンでラジオ体操を踊る機会がありました。リズミカルなラジオ体操第2の振り付けをかろうじて覚えている方も少なくないでしょうが、ラジオ体操第3を踊ったことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。

ラジオ体操とは

ラジオ体操は日本が発祥のような印象がありますが、アメリカの生命保険会社がラジオ放送を使って健康体操を流したのが始まりとされます。

現代のラジオ体操にはしっかりと意味があり、一般的に踊られるラジオ体操第1は「子供からお年寄りまで一般の人が行うことを目的とした体操」であり、リズミカルなBGMにのせて踊るラジオ体操第2は「働き盛りの人が職場で行うことを目的とした体操」なのです。

そしてあまり知られていないラジオ体操第3は、複雑で躍動的な動きが特色で、それゆえ音声でその動きを伝えるのが困難な為、普及せずに短期間で放送が終了したといわれているのです。

ラジオ体操第3