長時間、飲み物の温度を保ってくれる金属製の水筒。そして夏場に失いがちな塩分や水分補給の強い味方であるスポーツドリンク。両者が合わされば最強のタッグになると安易に考えてはいけません。非常に稀ではありますが、事故が起こる可能性は否定できないのです。

スポーツドリンクは金属を溶かす

スポーツドリンクは酸性の液体です。これを長時間に渡って金属に触れさせておくと、金属が溶け出してしまい、それを口にすると中毒を引き起こすというのです。近年の金属製の水筒は、内側にしっかりとコーティングが施されているものがほとんどですが、過去には中毒事例が報告されています。

問題は内部のコーティングに傷がついており、そこから金属が溶け出してしまうという可能性です。代表的なスポーツドリンクであるポカリスウェットを販売する大塚製薬では、できれば水筒にスポーツドリンクを入れるのは避けて頂きたいというコメントを残しています。

水筒を販売する大手メーカーも、スポーツドリンクが金属を溶かすことに間違いはないとしながらも、コーティングがされているので、使用後はすぐに洗えば問題はないとしています。