風邪薬や胃薬、頭痛薬など、テレビでは頻繁に医薬品のコマーシャルが流れます。医薬品のコマーシャル全てに共通している点、それは必ず「ピンポン」という効果音が入ることです。実はこの共通点は、法律によって規制されたものなのです。

ピンポン♪のルール

医薬品、医薬部外品などの安全性を確保するための法律である「薬事法」には、注意を促す必要のある医薬品等の広告を行う際は、必ず行わなければならないルールが定められています。

まず、「使用上の注意をよく読んでご使用ください」などの旨にそった内容を、静止した明確な文字で3秒以上表示するというもの。そして、注意を呼びかける音声を用いることの二点が定められています。

そこで、「ピンポン」という効果音がコマーシャルでは必ず用いられるのです。これは機械的な音声だけでなく、コマーシャルに出演しているタレントが口でいうこともあります。