現役時代はニューヨーク・メッツやシアトル・マリナーズなどに所属し、引退後は日本の千葉ロッテマリーンズを含む数々のチームで監督を務めてきたボビー・バレンタイン。ただ気性の荒さが問題で、1シーズンで18回の退場記録を持っているほどです。これだけ退場数が多いと、時にはおちゃめ(?)な行動に出ることも。

おちゃめ?な野球監督

1999年6月9日、ニューヨーク・メッツの監督を務めていたボビー・バレンタイン監督は、審判の判定に対して猛抗議をしました。その結果、フィールドからの退場処分を言い渡されたのです。しかしそのまま黙って退場する男ではありません。ボビー・バレンタイン監督は服装を変え、つけヒゲにメガネをかけた出で立ちで、何食わぬ顔をしてベンチに舞い戻ったのです。

通常、退場処分を受けた場合、その試合中はベンチに戻ることは決して許される行為ではありませんが、完璧な変装をした監督に審判団は誰も気づかなかったのです。しかし延長14回の末にチームが勝利を収めると、喜びのあまり変装をといて選手の輪の中に加わってしまったがため、この事態がバレてしまいました。

この件でボビー・バレンタイン監督は2試合のベンチ入り禁止と5000ドルの罰金を言い渡されてしまったのでした。