正岡子規は野球殿堂入りを果たしている
正岡子規は日本を代表する俳人・歌人です。代表的な作品として、「春や昔 十五万石の 城下かな」や「柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺」などといった俳句が有名です。そんな正岡子規は、大の野球好きとしても有名です。
野球殿堂入りした偉人
正岡子規が生きた時代は、日本に野球が入ってきたばかりの時代でもあり、病気でプレイできなくなるまで、キャッチャーとして野球に没頭していました。
野球の世界には「野球殿堂」というものがあり、顕著な活躍をした選手や監督、コーチなどが殿堂入りをし、東京ドームに併設されている野球殿堂博物館に肖像のレリーフが展示されます。
正岡子規も有名なプレイヤーとして殿堂入りを果たしたのかというとそうではありません。野球殿堂入りは野球の発展に大きく寄与した人物に対しても表彰されるもので、正岡子規もこちらの分野で表彰されました。野球用語である「打者」「走者」「四球」「直球」らは、それぞれ「バッター」「ランナー」「フォアボール」「ストレート」という意味ですが、もともと外国から入ってきたスポーツであるため、これらの外来語を日本語に訳して表現したのが正岡子規なのです。
また、日本初の野球を題材にした小説を手掛けるなどの功績を残すなどして、2002年になって新世紀特別表彰者として野球殿堂入りを果たすこととなったのです。