新入社員や新入り、見習いの立場などの新人のことを「新米」と呼びます。新米とは今年獲れたお米のことですが、なぜ新人を新米と呼ぶのでしょうか。

新米の語源

これには複数の説がありますが有力なのが前掛け説です。

江戸時代の召使いである奉公人は、前掛けをして仕事をしていました。新しく入った新人の奉公人は新しい前掛けをするわけですが、これを「新前掛け」と呼んでいたのです。この新前掛けが「しんまえ」に省略され、「しんまい」に転化し、「新米」の字があてられるようになったと考えられています。

その他には、新人は何にも染まっていない真っ白な色であることから、お米のように白いというところから「新米」と呼ばれるようになったという説もあります。