車のデザインは毎年競うように変化を遂げています。昔はボンネットの前部にミラーを付ける、いわゆる「フェンダーミラー」の装着が法令によって定められていました。1983年にその法令が廃止された途端、フェンダーミラーの需要は急速に減少し、ドアミラーへと移り変わっていきました。しかし現在でもタクシーはフェンダーミラーを採用している会社が多いです。

フェンダーミラーの利点

フェンダーミラーはドアミラーよりも安全性が高いとされています。その理由として、ドアミラーの場合は左右後部を確認する際に首を大きく振らなければいけません。フェンダーミラーは運転席から見ると、その視線上に位置しているため、視点の移動が少なくすみ、疲労軽減に繋がるのです。

また、ドアミラーの場合では、キョロキョロと左右を確認する仕草が乗客に不安を与えてしまったり、助手席や後部座席を覗かれているような気がするといった、マイナス要素も解消することが出来るのです。