一年を通して温暖な気候で、自然あふれる魅力のアイランドである沖縄県。年間の観光客数は約800万人にものぼり、一日に換算すると一日約2万2千人の観光客が訪れている計算になります。沖縄県の総人口は約140万人なので、その割合の多さが分かるでしょう。そんな沖縄県の人気の観光土産として「星の砂」があります。その名の通り星の形をしているのですが、どうやって作られるのでしょうか。

星の砂は砂ではない

星の砂の形は人工的に形成されるものではありません。実は星の砂の正体は砂ではなく、「有孔虫(ゆうこうちゅう)」という原生生物の死骸なのです。有孔虫は元々星型の形をしており、珊瑚に付着して生活しますが、死んだ後は海底に沈殿した後に砂浜に打ち上げられるのです。

沖縄県の砂浜の多くは、こういった生物の殻や死骸、化石などで出来ていると言われています。