「マジで!?」という風に、「マジ」は主に若者が多く使っている言葉の一つとして挙げられます。しかしじつはこの言葉、比較的新しい言葉なのかと思いきや、その歴史は古く、江戸時代から存在していたのです。

マジの語源

マジというのは元々、芸人の楽屋言葉として使われていたそうです。楽屋言葉というのは、今でいうところの業界用語のこと。記録によると、1810年の歌舞伎の演目内でも、「マジ」という言葉を使ったセリフが出てくるとあります。本来は「真面目(まじめ)」が転化した言葉なのですが、現代においては「本気」という意味合いの方が強いと言えるでしょう。

ちなみに若者がこぞって「マジ」を使い出したのは1980年代からとされます。この170年間ものあいだ、「マジ」どこに身を潜めていたのでしょうか。