茶碗の大きさや米の品種、炊き方などによって差が生じますが、ここではご飯150gの量を食べるのに、どれだけの米粒が必要なのかを計算していきます。

お米の収穫量

お米は当然ですが炊き上げるために水を吸収します。よって精米時の重さより2.3倍重くなります。つまり150gのお米を作るには65gの精米が必要になります。米粒1つの重さは約0.02gなので、65g÷0.02gで茶碗1杯に必要な米粒は3250粒になります。

田んぼに植える稲の1株には、穂が約22本なります。そして1つの穂には籾(もみ)が約70粒つきます。つまり22本×70粒で、稲の1株からは1540粒の米粒が収穫できることになるので、茶碗1杯には約2.1株が必要になります。

田んぼの面積1アール(100平方m)でおよそ1700株が育てられ、1700株の収穫量は約60kgになります。大人が一年に食べるお米の量は60kgといわれていますので、100平方mもの大きな土地から大人が一年に食べる量のお米がやっと収穫できるということになります。