お米の名前の表記にはルールがあった
有名なブランド米からローカルな品種まで、店頭には様々なお米が並んでいます。例えば有名なブランド米である「コシヒカリ」はカタカナ表記ですが、「あきたこまち」はひらがな表記です。これはかつて存在していたルールに則って使い分けられていました。
お米の名前のルール
新しいお米が開発された場合、国が開発した品種であればカタカナで、各都道府県が独自に開発した品種ならばひらがなで表記するというルールがあったのです。このルールは1950年頃から約40年に渡って実施されていました。この期間中に誕生した有名なブランド米が「コシヒカリ」「ササニシキ」「あきたこまち」などです。
しかし1991年に誕生した「ひとめぼれ」が、国の開発にも関わらずひらがな表記を使用したことでこの慣習が緩み、以降は命名に自由化が行われたのです。
現在では、消費者に誤解を与えない表記であれば、漢字や数字を使用しても問題はないとされます。