ライフラインになっている「電気」「ガス」「水道」のうち、水道料金だけが毎月ではなく2ヶ月に1回の料金請求になっています。これには何か理由があるのでしょうか?

水道料金の請求の謎

結論から言えば、水道メーターの検針が2ヶ月に1度だから、それに合わせている、ということです。ではなぜメーターの検針を毎月行わないのかというと、やはり人件費などの費用がかかってしまうからです。

電気やガスは民間の運営であるのに対し、水道は自治体の運営です。そのことから、できる限りコストを抑えることに余念がありません。計算によると、2ヶ月に1回の検針を月1ペースに変更すると、1.7倍の経費が必要になるとされます。

かつては6ヶ月に1回の検針だった時代もありましたが、使用量を推定して請求し、後ほど確定したら余剰分を請求・返金するといったややこしい方法がとられていました。その後、検針の回数は4ヶ月に1回になり、さらに1995年からは2ヶ月に1回になり、推定請求は行われなくなりました。

2ヶ月に1回であれば、請求書の発送等にかかるコストも単純に半分で済むということで、現在のペースで落ち着いているようです。