「最も醜い色」に選ばれた色
色はほぼ無限に近い数が存在すると言ってもいいでしょう。色には人間の視覚に様々な印象を与えてくれます。そんな中で「最も醜く、不快感を与える色」が選定されてしまいました。
醜い色
選ばれたのは「PANTONE 448 C」という名前のこの色は「ドラブ・ダークブラウン(くすんだ濃褐色)」と呼ばれ、「死」「汚物」という印象を人に与える色とされました。
わざわざ不快だと感じる色を決めなくてもいいのでは、と思いますが、この色を製品に取り入れる試みがありました。その製品が「タバコ」です。
オーストラリアではいち早くこの色をタバコのパッケージの色として取り入れ、健康被害があるイメージを持たせるようにしました。そしてヨーロッパを始めとした多くの国でも、この色をタバコのパッケージに使用しています。
実際にアンケートをとったところ、同じ銘柄でもこの色のパッケージのタバコは不味く感じるといった感想が寄せられ、色を変えるということだけで禁煙運動に一役買っているようです。