アイスの年間消費量が最も低いのは何県?
夏場はアイスを食べてその暑さを乗り切る人も多いでしょう。冬場でも、意外とコタツに入りながら食べるアイスは美味しかったりします。総務省が県庁所在地・政令指定都市の51市に対して行った調査によると、全国平均を大きく下回り最下位となったのが、沖縄県那覇市でした。
沖縄でアイスは食べられない?
沖縄といえば夏の暑さでとても有名な地域です。街には多くのアイスクリーム屋さんがあり、路上販売店も人気が高いです。また、米軍基地内には有名店もあるなど、アイスを売るにはもってこいな土地柄です。しかし現実問題として、沖縄ではアイスは全国比であまり食べられていないのが事実です。それでは沖縄では夏の暑さは何で乗り切るのでしょうか。
その答えは「ぜんざい」です。ぜんざいは小豆などを砂糖で煮た甘い汁物で、中には餅が入っている事が多いです。地域によっては「おしるこ」とも呼ばれるあの食べ物です。しかし沖縄でぜんざいというと、冷たい「かき氷」のことを言うのです。沖縄でもぜんざいは温かいものとして食べられていましたが、冷蔵庫などの普及により、沖縄独自の進化を遂げたのです。
アイスは甘さが強い分、食べた後に喉が渇きやすいです。本場の暑さでは冷たさよりも潤いを求めることになりますので、水分補給的な意味の強いかき氷に軍配が上がり、どうしてもアイスの消費量は低くなってしまうというカラクリでした。