13日の金曜日』でおなじみの「ジェイソン」。ありとあらゆる方法で殺人を繰り返す彼ですが、頑強な体にホッケーマスクを被り、手にはチェーンソーを持っているというイメージが強いです。

しかしジェイソンは劇中で一度もチェーンソーを手にしてはいないのです。

今回の雑学では、そんなジェイソンの豆知識をいくつかご紹介します。

殺人鬼となったジェイソン

『13日の金曜日』は全10作品のシリーズが公開されています。さらに2003年には他のホラー映画の有名作品である『エルム街の悪夢』の殺人鬼「フレディ」と対決する、『フレディVSジェイソン』も公開されました。

累計200人以上もの人を劇中で殺害している彼は、なぜ殺人鬼となってしまったのか。その経緯を簡単にご紹介しましょう。

幼いころは貧弱な体型で、先天性の病から顔全体が奇形となっていたジェイソン。周りの子ども達からイジメにあい、ある日キャンプに参加していたジェイソンは、頭に袋を被せられて湖に落とされてしまいます。そして彼はそのまま消息不明となりました。

監視を怠ったキャンプの監視員に腹を立てたジェイソンの母親は、その監視員を殺害してしまいます。しかし反撃にあってその母親も死亡。偶然その様子をジェイソンが目撃してしまい、母親を失った悲しみと怒りが彼を殺人鬼へと変えてしまいました。

ジェイソンはチェーンソーを使ったことがない

200人もの人間を殺害してきた方法は多種多様。その中でもジェイソンが殺害に使うものとして多いのが、ナタや斧または自分自身の腕力を武器にして殺害におよびます。

なぜジェイソンにチェンソーというイメージが根付いているのでしょうか。それは日本でも1975年に公開された『悪魔のいけにえ』に登場する殺人鬼「レザーフェイス」によるものと思われます。この映画の中でレザーフェイスはチェーンソーを武器に大量虐殺を行っているのです。

ジェイソンは不死身

劇中では被害者達に何度も攻撃されるジェイソン。しかし彼はその攻撃をものともせず、立ち上がってはまた人間を殺しにかかるのです。シリーズの前半では彼は特に不死身というわけではなく、ダメージはしっかりと受けています。第五作目では心臓に杭がささり絶命してしまいますが、その杭に雷が落雷し、奇跡の復活を遂げたジェイソンは、名実ともに不死身の身体へとなってしまったのです。

今もまだどこかで、ジェイソンは次の被害者を探しているのかも知れません。