冷凍食品やアイスなどを買った際に付いてくるドライアイスは、言わずもがな二酸化炭素が固体になったものです。ドライアイスを常温で放置していると、白いがモクモクと立ちこめます。二酸化炭素の塊であるはずのドライアイスから出ている煙なのに、二酸化炭素ではないとはどういったことなのでしょうか。

ドライアイスの能力

二酸化炭素が固体になるための温度は-73℃以下と、超低温です。ドライアイスの冷却能力は氷の3倍以上であり、とても冷たい物質であると言えます。これだけの冷却能力を持っていると、一瞬のうちに周りの空気中にある水分を凍らせて、白い煙を発生させるのです。

ちなみに二酸化炭素は無色透明であり、白く見えることはありません。