アイスのパッケージにある「ラクトアイス」って何?
コンビニやスーパーなどで、主に100~200円の安価なアイスに多く記載されている「ラクトアイス」とは何なのでしょうか?製造メーカーなどと勘違いしている方もいるかと思いますが、これはアイスクリームの種類を指していることは間違いありません。
今回はアイスクリームについての雑学を学んでいきましょう。
アイスクリームの分類
アイスクリームとはミルクを原料としたものを冷やしてクリーム状にした物の総称であり、アイスクリームは下記の3種類に分類されます。
名称 | 乳固形分 | 乳脂肪分 |
---|---|---|
アイスクリーム | 15.0%以上 | 8.0%以上 |
アイスミルク | 10.0%以上 | 3.0%以上 |
ラクトアイス | 3.0%以上 | 指定なし |
乳固形分と、そのうちに含まれる乳脂肪分の割合によってアイスの種類が決まります。
乳固形分
ミルクなどの乳製品に含まれる水分以外の部分を指し、この割合が多いほど乳製品本来の濃厚な味わいを楽しむことが出来ます。
乳脂肪分
乳固形分に含まれる脂肪分を指し、バターやクリームになる成分です。この割合が多いほど、クリーミーな口溶けを楽しむことが出来ます。
ラクトアイスとは
つまりラクトアイスは水分量が多く、脂肪分が少ない成分で出来ているため、口溶けがサッパリとしたアイスとなります。ミルクなどの乳製品の使用量が少ないので、コストを抑えて消費者に届けることが出来るわけですね。
アイスクリーム本来の濃厚な味わいを楽しみたい場合は、パッケージの文字を確認して「ラクトアイス」の表記が無いことを確認してみると良いでしょう。