ロート製薬の「メンソレータム」に描かれたナースは誰?
ひび割れや痒みなど、さまざまな肌の問題に効果を発揮するメンソレータム軟膏薬は、ロート製薬の看板商品の一つです。そんなメンソレータムのパッケージには、ナース服に身を包んだ少女の様な人物が描かれています。これは一体誰なのでしょうか。
少女の正体
メンソレータムは1894年にアメリカで開発されました。その後日本に輸入されるようになったのは1920年の事。この頃はまだパッケージデザインにナース服の少女の姿は描かれていません。少女が描かれ始めたのは1951年の事です。「小さな看護婦さん」や「ナースちゃん」と呼ばれて親しまれるようになりましたが、ロート製薬が定める正式名称は「リトルナース」といいます。
モデルとなっている人物は、ナイチンゲールや天才子役で一世を風靡したシャーリー・テンプルであるという説などがありますが、これらはどれも間違いのようで、1997年の社内広報によると、創業者の孫がモデルとなっていると述べられています。
ちなみに「メンソレータム」の商品名の語源は、「メンソール」と、ワセリンの別名である「ペトロレータム」を組み合わせた造語です。