シンガポールの代表的なモニュメントといえば、何といっても「マーライオン」です。頭がライオンで身体は魚の姿をした、一見すると奇怪な造形をしていますが、一体なぜこのようなモニュメントが建てられることになったのでしょうか。

マーライオン伝説

11世紀、マレーシアの王族が対岸の大地を目指して航海の旅でます。しかし海は激しく荒れる始末。そこで王族が被っている王冠を海に投げたところ、海は静まり、海面からライオンが現れて、王族にその大地を治める事を告げて立ち去ったという伝説があります。

その対岸の大地というのが現在のシンガポールです。シンガポールとは現地語で「ライオンの町」という意味であり、「マー(mer)」はフランス語で「海」を意味しています。

この伝説をもとに、頭はライオンで身体は魚という造形が誕生し、「シンガポール」という国が生まれ、現在ではシンガポールのいたるところにマーライオンの像が建っているのです。